当然何だお前と言わんばかりの目で見られたが、着ていったベストのおかげで「オー、日本から来たのかウェルカム(ようこそ)ミルウォーキーへ」と気さくに受け入れてくれ感激し、少し調子に乗って「2014年カスタムコンテストの入賞したんだ」と口にしたら「本当か、見せてくれ」とスマートホンの写真を見せると皆「口々に凄いな、実物が見たい」等と沢山人が集まってきて嬉しい様な照れ臭い様な気持ちに成り改めてバイカーに国境はない事を感じた出会いでした。
さて、ひとしきりバイクナイトを堪能してそろそろホテルにと思った矢先、一際目を引くカスタムバイクが1台、青いウルトラに米軍艦船や戦場の兵士そして誇らしげに掲げる星条旗そのペイントを見てアメリカのもう1つの現実だなと眺めていると、持ち主が現れた「何か聞きたい事でも有るかい」突然声を掛けられた。
チャンスとばかりに話し、聞けば「俺は元軍人で海軍に居た、戦場にも勿論出て嫌な思いもした」「傷つく仲間も、捕虜に成ったであろう仲間の事に敬意を表しこのカスタムバイクを作った」と熱心に話してくれ、そして「その思いが伝わって2014年全米カスタムバイクコンテストで優勝したんだ」その言葉にビックリしていたら・・・
▲2014年 全米カスタムコンテスト優勝者と